性感染症とは

性感染症(Sexually Transmitted Diseases:STD)とは、主として性行為によって感染する病気の総称です。

原因となる病原体は、【細菌/ウイルス/原虫】などさまざまで、感染部位や病原体の種類によって、症状や経過は大きく異なります。

感染しても気づきにくい病気です

●性感染症の大きな特徴の一つは、感染しても自覚症状がほとんどない、または非常に軽い場合が多いことです。

・痛みがない

・かゆみが少ない

・おりものの変化がわずか

といった理由から、感染していることに気づかず、知らないうちにパートナーへ感染を広げてしまうことがあります。

●特に女性では、

・初期症状が乏しい

・症状があっても日常生活に支障が出にくい

ため、受診のタイミングが遅れやすい傾向があります。

放置すると起こりうる合併症

●性感染症は、症状が軽いからといって放置すると、将来にわたって大きな影響を及ぼすことがあります

たとえば、

・卵管炎

・骨盤腹膜炎

・卵管閉塞

・不妊症

などを引き起こすことがあり、妊娠や出産に影響を及ぼす場合があります。

●また、感染症の種類によっては、

・妊娠中の母子感染

・新生児への重篤な感染

といったリスクもあります。

性感染症の種類

性感染症には、以下のようなものがあります。

クラミジア感染症

単純ヘルペス感染症

・淋菌感染症

・ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症

・トリコモナス感染症

・梅毒 など

それぞれ、【感染経路/症状/検査方法/治療法】が異なるため、正確な診断が重要です。

検査の重要性について

性感染症の診断には、症状や感染部位に応じた検査を行います。

・おりもの検査

・尿検査

・血液検査

・咽頭検査

などを組み合わせて、感染の有無を調べます。

症状がなくても、【パートナーが感染していることが分かった場合】・【不安な行為があった場合】には、検査を受けることが大切です。

パートナーと一緒の対応が重要です

性感染症は、どちらか一方だけを治療しても、再感染を繰り返すことがあります

いわゆる「ピンポン感染」 を防ぐためにも、

・パートナーの検査

・必要に応じた同時治療

が重要です。

予防について

性感染症を完全に防ぐことは難しいですが、以下の点に注意することで、感染リスクを下げることができます。

・コンドームの適切な使用

・不特定多数との性行為を避ける

・定期的な検査を受ける

また、HPV感染症については、ワクチン接種による予防が可能です。

早期受診のすすめ

性感染症は、早期に発見し、適切に治療を行えば、多くの場合、重い後遺症を防ぐことができます

症状が軽くても、【いつもと違う違和感がある/不安なことがある】場合には、早めに医療機関を受診し、ご相談ください。

当院で対応している主な性感染症

当院では、以下の性感染症の検査・診断・治療を行っています。

クラミジア感染症

単純ヘルペス感染症

・淋菌感染症

・HPV関連疾患

・その他、一般的な性感染症

詳しくは、各疾患のページをご覧ください。