経口避妊薬(OC)とは
経口避妊薬(Oral Contraceptives:OC)は、
女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)を含む薬剤を
毎日一定期間内服することにより、排卵を抑制し、妊娠を防ぐ薬です。
日本では一般に「ピル」と呼ばれ、主に避妊目的で使用されますが、
月経周期の調整や月経に伴う症状の軽減を目的として処方されることもあります。
避妊の仕組み
経口避妊薬は、以下の作用によって避妊効果を発揮します。
・排卵を抑制する
・子宮内膜を妊娠しにくい状態に保つ
・子宮頚管粘液を変化させ、精子の侵入を防ぐ
これらの作用が組み合わさることで、正しく服用した場合、高い避妊効果が得られます。
服用方法について
通常は、
・1日1錠
・毎日ほぼ同じ時間に
・21日間連続して服用し、その後7日間休薬
という方法で服用します。
休薬期間中に、月経の様な出血(消退出血)が起こります。
服用を忘れた場合
飲み忘れがあると、避妊効果が低下する可能性があります。
・気付いた時点で速やかに服用する
・飲み忘れが続いた場合は、医師に相談する
など、適切な対応が必要です。
副作用について
経口避妊薬の服用開始初期には、以下のような症状がみられることがあります。
・吐き気
・頭痛
・乳房の張り
・不正出血
多くの場合、服用を続けるうちに軽快しますが、
症状が強い場合や長く続く場合には、医師に相談してください。
注意点・服用できない場合
以下に該当する方は、経口避妊薬を服用できない、または慎重な判断が必要となります。
・血栓症の既往がある方
・重度の肝疾患がある方
・妊娠中、または妊娠の可能性がある方
また、喫煙習慣のある方や、年齢によっては、
医師の判断のもとで処方が制限されることがあります。
費用について
経口避妊薬は、「保険適用外(自費診療)」となります。
費用は使用する薬剤や医療機関によって異なりますが、
1か月あたり2,100~2,600円程度に、別途処方料がかかります。
※ 診察料が別途必要となる場合があります。
詳細な費用については、受診時に医師または医療機関へご確認ください。
性感染症の予防について
経口避妊薬は、
妊娠を防ぐ効果はありますが、性感染症を防ぐ効果はありません。
性感染症の予防には、
コンドームの使用が重要です。
まとめ
経口避妊薬は、正しく使用すれば高い避妊効果が期待できる一方、
医師の管理のもとで服用することが重要な薬剤です。
服用を希望される場合や、不安・疑問がある場合には、
医師に相談のうえ、適切な説明を受けるようにしてください。

